岩船寺 本堂 新築工事 (設計・施工)
旧本堂は寄棟造りで老朽化し虫害や腐朽で危険な状態でしたが、総円柱、二軒、出組の中世様式で建替える運びとなりました。
ここの本尊は天慶9年作で高さ3mの木造大仏像で国指定重要文化財であり府担当者監視下での工事である上、新、旧の本堂は
敷地その他の制約で充分な大きさの建物は不可である為、仏像の出し入れも出来ず位置不変のまま旧本堂解体撤去、新本堂は基礎
からの新築で工事は困難を極めました。
しかも敷地は細い道の奥で更に石段を25段登った上であり、奈良駅から毎日定期観光バスが来るので仏像の拝観を中止しない
中での施工でした。
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